Teamsのセルフィー映像がパワポの中に表示される新機能など発表
Microsoft、LinkedInの両CEOがハイブリッドワークの“パラドックス”を議論
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1350050.html
Microsoft CEOのサティア・ナデラ氏、そのMicrosoftの子会社となるLinkedInのCEOのライアン・ロスランスキー氏の両社CEOが米国時間9月9日8時(日本時間9月10日0時)からオンラインで対談を行ない、Microsoftが推進するハイブリッドワーク(オンサイトであろうが、リモートであろうが、働く場所が固定されない働き方のこと)のパラドックス(本来の目的とは矛盾する逆説にたどり着くこと)について議論している。
従業員が自宅で働きたいなら自宅で、外出先で働きたいなら外出先で、オフィスで働きたいならオフィスでという、従来の働き方と新しい働き方を組み合わせたハイブリッドな働き方を実現することが企業に求められる状況になっている。
従業員の多くはリモートワークを維持したいが、実際にほかの従業員に会う時間を増やしたいと感じているし、管理職はオフィスで過ごすと計画している時間の割合が非管理職に比べて多い(45%対39%)というギャップがあったりする。このように、リモートワークができればいいという単純な状況ではないということを、サティア氏は「ハイブリッドワーク・パラドックス」と呼んでいる。
Microsoftは今回、そうしたハイブリッドワーク・パラドックスを解決するテクノロジーとして、同社の「Microsoft Teams」「Microsoft Viva」などに関する新機能などを発表した。
Microsoft 365のデスクトップアプリとなるPowerPointの新機能として発表された「Cameo」は、PowerPointとTeamsカメラのシームレスな統合を実現する機能。ユーザーはPowerPointで作成したプレゼンテーションの中に、Teamsのカメラからの映像を表示する領域や場所などをあらかじめ指定できる。これにより、プレゼンテーション中に、Teamsのカメラ映像から自分だけを切り取って登場させることが可能になり、より効果的なプレゼンが可能になる。
昨年Microsoftが発表したMicrosoft 365のHR機能拡張となる「Microsoft Viva」の社内SNS機能「Viva Connections」のモバイルアプリのパブリックプレビューが、今後数週間の間に開始されることが明らかにされた。
上記のInternet Watchの記事はプロダクトの新機能紹介よりの内容になっていますが、Microsoft 公式Blog記事では調査結果についても詳しく紹介されています。
マイクロソフトと LinkedIn、ハイブリッドワークに関する最新データとイノベーションを発表
ハイブリッドワークが、これらの領域での改善に役立つことを期待していますが、適切なバランスを取るのは困難でしょう。現在進行中の調査によると、従業員はチームのメンバーと直接会う時間を増やしたいと思っている一方で、リモートワークの柔軟性を維持したいとも考えています。また、考え方は人により異なります。オフィスで過ごす時間を最も長くする予定の社員と最も短くする予定の社員の 58 パーセントが「より集中して仕事をするため」と同じ理由を挙げています。また、管理職 (マネージャー) は非管理職に比べてオフィスで過ごすと計画している時間の割合が大きい (45 パーセント対 39 パーセント) というギャップもあります。さらに、調査対象となった従業員において、マネージャーが期待しているよりも多くの従業員がオフィスに行くことを予定しています。この複雑性をサティアはハイブリッドワーク パラドックスと呼んでいます。
ハイブリッドワークの世界で成長するために、信頼と柔軟性の文化の醸成を
https://news.microsoft.com/ja-jp/features/210910-support-flexibility-in-work-styles/
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